金沢 なるべく吸える喫茶店

吸えたら良いけれど吸えない時もあるから飲めたら満足です

【2025年最新】データで見る「コーヒー消費量」というか、滋賀大津の底力について。

茶店についてのブログを書いていたら、必然サ店まわりの何がしかを検索する機会が増え、結果アルゴリズム的な何がしかが作用して、youtubeでも「レトロ喫茶の魅力」とか、「京都にたたずむ深夜喫茶」みたいな動画がオススメに上がってくるようになり、サ店成分の摂取が捗ってありがたい。

ただし、本当はもっとジャンク品を正常に機能させる達人の動画とか、長距離フェリーに乗って日本中を駆け巡る達者の動画とかを見たいので、もっと私の内心にアジャストしてきて欲しいところではある。

先日は、「京都のコーヒー消費量が多いのはなぜか?」みたいな動画をオススメされ、楽しく見た。
のだが、実はコーヒーを数量ベースで最も消費しているのは

大津市

 

滋賀県は京都文化圏であり、先述の関西のテレビ番組を切り取った動画も、大括り「京都の人はコーヒー好き」みたいな構成だった。

しかし、厳然とトップは大津なのである。

京都ではない
京都と珈琲とか、なんだかしっくりくるし、聞こえも良いが、あくまでトップは「大津市」なのである。

 

今回は、そのあたりをデータと共に紐解いていきたい。
ついでに、ほとんどの皆さんには無関係だが、私は現在金沢市在住なので、「北陸の小京都・金沢」とコーヒーの関係値も取り扱っていく。

 

コーヒー消費量日本一はどこ?

先ずは、「このデータで新書2冊、web記事20個は書ける!」でお馴染みの総務省統計局家計調査 ※1 で都市別年間コーヒー消費量ランキングを見ていこう。


賀茂川のたゆとう流れをのぞみながら、コーヒーカップを傾ける風情満タンを売る「京都市」は見事に「大津市」の後塵を拝している。
とはいえ、京都は2位。続いて金沢は3位。

数量ベースのコーヒー消費量全国平均は2,603g
濃度や分量の差を考慮すれば正確な計算ではないし、缶コーヒー(190g/本)の購入も含まれている可能性があるが、コーヒー一杯に12gの粉を使用すると仮定すると、全国平均で年217杯のコーヒーを自宅で飲していることになる。

この数字の解釈は難しいが、飲む人は日に何杯も飲むのだろうし、飲まない人は絶無であろう。あくまでならした数字。

比して、大津市の年間コーヒー消費量は3,399g
同じ基準で計算すれば、大津市民は年283杯のコーヒーを飲す。
ほぼほぼ毎日飲んでいる。

同家計調査では、金額ベースのコーヒーへの支出額も算出しているのだが、大津市民は年9,988円をコーヒーに使っている。
年に一万使う対象物がコーヒーであるというのはなかなかになかなかであろう。

 

正直、北陸の地方都市で生まれた三下としては、「大津市」への理解が、ロシアの皇太子を津田さんが斬りつけた『大津事件』と大まかに琵琶湖というくらいしか大津への理解がない。

大津人はどうしてコーヒーを自宅でそんなに飲んでいるのだろうか。

静岡人はコーヒーを飲まない?

ここで本題からズレて、前述の全国コーヒー消費量データを眺めてみる。

最下位は、静岡市

お茶の国・静岡でのコーヒー消費量は想像通り低い。
そして、静岡市は想像通り緑茶部門ではトップ。
数量ベースでも、金額ベースでも圧倒的に首位である。

この家計調査のキモは、各自治体に対するイメージの一致に頷き、そして乖離に驚くところにある。

静岡=日本茶
という誰もが納得する結果に対して、やや驚きを感じさせる

大津=コーヒー
への考察を続けよう。

大津人は喫茶店に行く?

データによって裏付けされた大津の人々のコーヒー好き。

では、当「なるべく吸える喫茶店」に引きつけて、大津人は喫茶店へも日参しているのだろうか?

では、「このデータで新書4冊、web記事60個は書ける!」でお馴染みの総務省統計局家計調査で都市別年間喫茶代ランキングを見ていこう。


茶店への支出額が大きいのが、「岐阜市」であるというのはかなり知られているし、当ブログでも取り上げた。

kanazawa-drifter.net

コーヒー消費量で首位に立っている「大津市」は、喫茶店への支出額ランキングでは11位に甘じている。
京都は8位。金沢は14位。

11位で、かつ喫茶店に1万円近くを使っているので、大津人がコーヒー好きである、という事実は揺るがない。

しかし、「コーヒー家飲み派」であることが分かる。
自宅でゆっくり、誰の目も気にせずカフェインを摂取したいのだろう。

 

大津人とパン

コーヒーへの偏愛が、喫茶代に結びつかない理由を考えてみる。

岐阜や名古屋でのモーニング文化の根付き方と、大津市では差異があるのではないか

岐阜市名古屋市(喫茶代ランキング2位)の喫茶店への支出額が高いのは、喫茶店が単純にコーヒーを嗜む場所としてだけではなく、モーニング文化に裏付けされた食事を楽しむ場所として受容されていることに起因していると思われる。
コーヒーにフードが加われば、当然客単価は上がる。

大津の人々は、喫茶店でソリッドにコーヒーだけを飲しているから支出額がふるわないのかも知れない。

 

ここで、もう一度「このデータで新書8冊、web記事130個は書ける!」でお馴染みの総務省統計局家計調査に戻り、都市別年間パン消費量ランキングを見ていこう。

 


おわかりいただけただろうか?

大津の人たちメチャメチャにパン食ってる!
数量ベースでのパン消費量トップ。

つまり、大津人はコーヒーが好き。
そして、パンが好き。
それも、家で飲み、家で食う。
コーヒーとパンという黄金タッグを自宅で楽しんでいる。

大津の人々喫茶店を全国11位クラスでは愛しているが、何より好きなのは自宅で飲み食すコーヒーやパンなのである。

 

大津事件と琵琶湖くらいしか大津市に関して思いつかない私クラスの無知浅学にとっては、

大津人=コーヒーとパンを家で食う人々

という知識が今般付加されたのであった。

パンばかり食ってるから大津人はデブって、早死にしてるのか?

ここで気になるのは、昨今の小麦=悪的な言説であり、グルテンフリーやノングルテンを推奨する傾向。

ふと思いつくのは、
「日本一パン食ってるんだから、デブってるんでしょ?」

 

 

データの共通性がブレてしまい申し訳ないが、今度は県単位で

都道府県別の肥満及び生活習慣等の状況 ※2

によると、滋賀県の肥満者の割合(男性20〜69歳)は23%
全国的に見ると45位(肥満率トップは沖縄県で45.2%)
大津市を擁する滋賀県はスリムな人々が多い県なのである。

つまり、

大津人=コーヒーとパンを家ですっごく飲み食いしてるけどデブってない人々

パンたくさん食っても、肥満につながっていない。
大津人っていいね。
大体、ロシアの皇太子を斬りつけるの、デブじゃ出来ない。スリムだから、やれたのであろう。そうだろう。

小麦=悪
への対抗言説として、滋賀人大津人の現状をお伝えしたい。

 

なんと、滋賀県は有数の長寿県でもある。
全国平均寿命ランキング ※3 滋賀県

男性1位 82.73歳
女性2位 88.26歳

総合では1位。
性別が二つしかないことへの懸念は、この先のデータ収集で改善されることを望む。

ばかすかコーヒー飲んで、むしゃむしゃパン食っても、ご長寿、それが滋賀人大津人。
安心して両手にメロンパン持って、交互に咀嚼していきましょう。
一度に10個とか食ったり、コーヒーをむやみに激甘にしたりはしないでください。
お願いします。

<補記>京都人と金沢人はコーヒー好きなのか?

という訳で、圧倒的に健康で、画期的に飲食を楽しむ大津の人たちの事を知れて、有意義な会となりました。

もう、大津事件と琵琶湖だけじゃない。
そんなの目じゃない。

で、もうこの記事はお終いで良いのだが、一応、京都と金沢にも触れておきたい。
先述のデータで、コーヒー消費量ランキングで上位につけた京都市金沢市だが、大津市と同じように喫茶店代支出ランキングでは順位を下げた両市。

大津市に関しては、家飲み派と結論付けたが、京都と金沢については単に喫茶店に金を落とさないケチなんだろう。

特に傍証はないが、肌感覚でこう言いたい。

京都人と金沢人はケチ


以上です。

【出典】

※1 家計調査(二人以上の世帯)品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング> 外食
都道府県庁所在市以外の政令指定都市川崎市相模原市浜松市堺市、及び北九州市
(2022年〜2024年 平均)
https://www.stat.go.jp/data/kakei/5.html

※2 厚生労働省 国民健康・栄養調査 都道府県別の肥満及び主な生活習慣の状況
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000020qbb-att/2r98520000021c39.pdf

※3 健康しが 数字で見る健康長寿県しが
https://www.kenkou-shiga.jp/suji